極上ガス炊きごはんで食卓がワンランクアップする!

火力の強いガスで炊くご飯はおいしいと、昔から言われてきました。でも、火加減の調整がちょっと面倒ですよね。そういう方におすすめなのが炊飯機能付きのガスコンロです。火加減の調整はガスコンロがすべて自動で行ってくれるので、スイッチひとつで美味しいガス炊きごはんが出来上がります。
- ガスの火で炊くご飯が美味しくて、よろこばれる理由は?
ガスで炊くごはんは美味しいですよね。その理由をご存じですか? 炊きあがりが美味しいだけじゃなく、他にもガス炊きごはんならではのメリットが、こんなにあるんです。
- お米に旨みを閉じこめる
ガスの火が鍋底全体を包みこみ一気に加熱。すばやく沸騰することで、お米の旨み成分が閉じこめられます。
- お米の芯までふっくら
一気に沸騰するから鍋の中で対流が起き、米の一粒一粒に均等に熱が伝わります。しっかり熱が入りこんだお米は芯までふっくら炊きあがります。
- たったの30分でスピーディに炊きあがる
ガスの直火で炊くから、3合のごはんが約20分で炊きあがります。蒸らし時間10分を入れても30分ほど。食べはじめる時間の30分前に自動炊飯機能のスイッチを押すだけです。
- 香ばしいお焦げも簡単にできる
ごはんが炊きあがったら、火を消すのではなく中火~強火に。少ししたらお焦げの香ばしいかおりがただよってきます。鍋によって、また好みのお焦げ具合によって、火力と時間は調節してくださいね。かおりを頼りにするとうまくいきますよ。
- 冷めても美味しい
ごはんは、お米の中のデンプンが水を吸って膨らみ、熱が加わることで糊化した状態。この糊化がうまくいくと、ふっくらとやわらかいごはんになるのです。
ガスの強火ですばやく炊きあげたごはんは、デンプンが十分に糊化されているので、冷めても水分をしっかり含んで、やわらかいまま。お弁当にもぴったりです。

- 安全かつ便利!心強い味方「Siセンサー」

美味しい理由はわかったけれど、火加減や加熱時間を調整するのが難しいですよね。でも大丈夫。最近のガスコンロに付いているSiセンサーの機能を利用した、炊飯ボタンを押すだけ。自動で火加減を調整して、美味しいご飯が簡単に炊けます。
水の量はお米の容積の1.2倍。新米の場合は少し少なめの1.1倍くらいが目安です。鍋はご家庭にあるどんな鍋でもかまいませんが、ガス炊きごはんに最適な自動炊飯専用鍋・釜も発売されています。
「Siセンサー」って何?
最近のガスコンロに付いているSiセンサー*。「立ち消え安全装置」「調理油加熱防止装置」「消し忘れ消化機能」が標準装備されているうえに、このセンサーの特徴を活用し、「自動炊飯機能」「油温度調整機能」などの便利な機能も付いています*。
*※Siセンサーは平成20年(2008年)4月以降、製造するすべてのガスコンロへの装備が義務付けられています(持ち運びできる卓上一口コンロを除くすべての家庭用ガスコンロ)。
*自動炊飯機能等が付いていない商品もあります。商品カタログや取扱説明書、操作パネルなどでご確認ください。
- 調理油加熱防止装置

鍋底の異常な加熱を検知して自動的に消火します。
- 立ち消え安全装置

煮こぼれなどで火が消えたら自動でガスを止めます。
- コンロ・グリル消し忘れ消化機能

お鍋が真っ黒焦げにならないように、一定時間で自動消火。万一の消し忘れをカバーします。
- 油温度調整機能

安全のためのこのSiセンサーを活用して、てんぷら油の温度を一定に保ちます。
- 自動炊飯機能

微妙な火加減を自動的に調整しごはんを炊きあげます。
- 早切れ防止機能

強い火力が必要なとき、危険な温度に達するのを防ぎつつ、頻繁にガスガ止まるのを防ぎます。
- アレンジご飯を作ってみよう
おいしいご飯が炊ける理由がわかったら、工夫次第でアレンジご飯が簡単にできますよ。

- 作り方
お米を研ぎ、たっぷりの水に浸して1時間ほどおいておきます。
筍は1cmのいちょう切りに、大葉は千切りにします。
調味料★はすべて混ぜておきます。
専用鍋に米、筍、ツナ缶(オイルごと)、★を入れ、2合のメモリまで水を加えます。
※専用炊飯鍋がない場合は、米2合に対して400ml~450mlの間で調整してください。
「炊飯スイッチ」を押し「ごはん」モードにて自動で炊き上げます。
あとは約35分待つだけ。
炊きあがったら、しゃもじでかき混ぜ、茶碗に盛ります。
千切りにした大葉を載せ、お好みですだちを絞ってください。
- 自動炊飯機能がなくても、火加減は意外と簡単
自動炊飯器能が付いていないタイプのガスレンジでも、火加減を調整すれば美味しくガス炊きごはんが炊きあがります。
- 最初は火力を中〜強火して一気に沸騰させます。約10分。
- グツグツと沸騰してきたら弱火にして約15分。
- 火を止めて約10分の蒸らし。
これって失敗!? あわてなくても大丈夫!

- 途中で吹きこぼれたら
少しならそのまま、たくさん吹きこぼれたらその分の水を少し足して、火加減を調整し直しましょう。
- やわらかすぎたら
次回から水を少し減らしてみてください。新米は水分を多く含んでいるので水を少なめにします。
- かたすぎたら
浸水不足かもしれません。お米を研いだら水に1時間以上浸しましょう。
水が少なすぎたのかもしれません。水を多めに入れてみましょう。
最初の沸騰ができていなかったのかもしれません。グツグツと沸騰するまで、強火の時間を少し長くしてみましょう。
- どんな鍋がいい?
基本的にどんな鍋でも大丈夫ですが、鍋の厚みがあり、深めで蓋が付いたものを選んでください。大きさは、3合で直径20~22cm、1合で直径15~18cmくらいが目安です。
「かまどさん」なら火加減いらず

「かまどさん」は創業が天保3(1832)年という伊賀窯元・長谷園さんが伊賀土でつくった土鍋です。細かい気孔が熱を蓄えて、あたたまりにくく、冷めにくいのが特徴。火加減いらずで美味しいごはんが炊けるんです。
最初は中くらいの強火で、蓋の穴から蒸気が出始めたら1~2分後に火を止めて20分蒸らせば出来上がり。
ふつうの土鍋の1.5倍の厚みで蓄熱性があるから、細かく火加減を調整せずとも、鍋が温度を最適に保ってくれるのです。
- ビルトインコンロ紹介